2014年12月7日日曜日

再び、宙(そら)へ。

JAXA相模原キャンパスでのパブリックビューイングに行ってきました。はやぶさ2の打ち上げです。



天候により打ち上げが2度延期されましたが、シフトはなんとか調整出来ました。のぞみで新横浜駅まで。余談ですが、はやぶさものぞみも、探査機の名前でもあり新幹線の名前でもあります。



新横浜から淵野辺へ移動。全面的にはやぶさ2打ち上げムードで、商店街のPVもかなり盛り上がったようです。



ただいまJAXA。

前回ここへ来たのは「はやぶさ 遙かなる帰還」の撮影の時
プレス関係者役だったのでスーツでした。今回はラフな格好です。



お馴染みのM-Vロケット2号機(実機)



実物のはやぶさ模型もあります。
今回のパブリックビューイング、抽選倍率は7倍以上との事で本当に運が良かったのかなと。平日への延期で、結局来れたのは80人程度だったようです。



報道陣もZIPさんやらNHKさんやら多数。”可愛い声”のJAXA公式LIVEを見ながら、13時22分4秒を待ちました。







全員でカウントダウンをして、飛び立って行くH2Aを見守っていました。
本来の打ち上げ日なら、相模原も種子島も雲に覆われていたはずですが、この日はどちらも青空。相模原に至っては晴天。SRB-Aの分離も綺麗に見れて、拍手が上がりました。

泣いた。

今回、はやぶさを分離するまでの間、なんと同キャンパスの管制室で管制をしていたプロジェクトメンバーがトークしてくれました!(地球周回中は手を出せない為)



海外交渉など担当の藤本さん
近赤外分光器担当の阿部さん
軌道工学担当の津田さん
運用担当の中澤さんなど。
さすがに國中マネージャーは来られなかった(笑)

違う立場の中で色々バトってましたとか、色んな話をフレンドリーに話してくれました。さすが相模原キャンパス。応募した甲斐がありました(*´ω`*)

そして分離の時。



写っている5つの丸いのがターゲットマーカー。僕の名前も載っています。
既に正確な軌道への投入と太陽電池モジュール展開、サンプラーホーン展開、全て完了しています。あとは一年後、スイングバイの為に再度地球に再接近、勢いを付けて1999JU3までひとっ飛び!

この一日司会をしてくれたのは、赤外線天文衛星「あかり」担当をされていた山村准教授。せっかくなので、赤外線天文衛星SPICAのプロジェクトがどうなっているか質問をしたところ、
「現在はもう一度プロジェクト自体を欧州と練り直しているところで、はっきりと計画を伝えられる状態じゃない」と少し苦笑いで答えられました。
期待してます!

これにて数時間のPVも終了。相模原キャンパスに限らず、色んな所で盛り上がった事でしょう。
関係者の皆さんはこれからも大変だと思いますが応援しております!



帰りに、明らかに一眼慣れしてそうな人に写真を頼んで撮ってもらいました。そうしたら、どうやらWebメディアのライターさんだったらしく、逆にはやぶさ2のステッカーの写真撮らせて欲しいと頼まれました(笑)
通りで挙動が来場者と違うなと(笑)

帰還予定は2020年「はやぶさ2」いざ宇宙へ!
JAXA相模原キャンパスよりその瞬間を見送る人々
Spotlight(スポットライト)


絶対自分このサイト見たことあると思ったらRSSにしっかり入ってた。



帰りものぞみで京都まで。リポDに関しては説明略!

帰る前、NHKのコズミックフロント取材班から取材受けたので、もしかしたら来春の放送で映ってるかも!不安である(笑)
のんびり期待してます。

今回は安全な旅をして帰って来てくれますように!
とりあえず、来年12月のスイングバイやね!

はやぶさ2 打ち上げへ。

その日、宇宙にいた。

また、ここに戻ります。ありがとう。